「どんな音楽を聴くか?」と質問されたとき、「Hi-STNADARDとか聴く」と答えてることが多い気がする。
自分はいつからハイスタを好きだったのだろう、なぜハイスタを好きになったのだろう。ふと思った。
B’zのベストアルバム
中学生の時、初めて好きになったアーティストはB’zだった。いうまでもなく、誰でも知っている日本を代表するハードロックアーティストである。
B’zは中学生の頃の自分にとって、アクセスしやすいアーティストだった。ミュージックステーションでよく見ていたB’zはとてもカッコよかった。
当時はちょうどB’zの初めてのベストアルバム『B’z The Best “Pleasure”』が出た頃で、このアルバムは中学生の自分にとって、なけなしのお小遣いを叩いて、初めて買ったCDだった。
B’zのベストを買ってからはヘビーローテーションでそれを聴いていたし、そのあとにファンクラブのB’z PARTYにも入った。
初めてB’zのLIVE-GYMを観に行ったのは、アルバム『Brotherhood』の時のツアーで、会場は東京ドームだった。
クラスメートの間でHi-STANDARDが流行っていた
そんなB’z大好き中学生だった自分が、ハイスタンダードの音楽に出会ったのは中学3年の時だった。中3の時、クラスメートにハイスタ好きの友人たちがいた。
彼らは、よくハイスタの曲を口ずさんでいたり、音楽室にあるアコースティックギターでハイスタのフレーズを弾いてみせたりしていた。
ハイスタ好きの友人の家へ遊びに行ったとき、ビデオ録画されてたハイスタのライブ映像(おそらくMAKING THE ROAD TOURの模様だったと思う)が流されてて、「知らないの?ハイスタだよ」と教えられた。
そのライブ映像を見て、初めてハイスタのメンバーってこうゆう人たちなんだってことを知った。ハイスタの演奏を聴くのも初めてだった。
その時の印象は「全部英語詞なんだ」とか「ライブハウスシーンではこうゆうバンドが流行ってるのか。オーディエンスがすごい盛り上がってるな~」とか、そんな感じだった。衝撃が走ったとか、そうゆう感じではなかった。
(THE BLUE HEARSの「リンダ リンダ」を初めて聴いた時は衝撃を受けたが、ハイスタはそのような感じではない)
ハイスタの曲は全部英語詞だから何を歌ってるのかさっぱりわからなかったし、歌や演奏に特別突出したものを感じた訳でもなかった。
ただ、日本人なのに英語で歌っていたり、流行りに敏感な若い世代にこれだけ支持されていたり、テレビでは全然見たことなかったりで、なんなんだろう?このバンドは、という興味は少し湧いていた。
ハイスタ好きの友人たちを見てると、本当にハイスタをカッコいいと思ってるみたいで、なにが彼らをそこまで思わせてるのだろう?ハイスタの魅力って何?と思っていた。そんな感じで、もう少しハイスタのことを知りたくなっていた。
『MAKING THE ROAD』との出会い
ある友人がハイスタのアルバムを貸してくれた。『MAKING THE ROAD』だった。その友人は、「ハイスタ聴いてるとギター弾きたくなるよ!」と言ってて、勧めるように『MAKING THE ROAD』を貸してくれた。
さっそく歌詞カードを眺めながら『MAKING THE ROAD』を聴いた。
オープニングは勢いのいいインストナンバー、そこからの「STANDING STILL」。友人が口ずさんでいた曲だった。
歌詞の日本語訳を見ながら「STANDING STILL」を聴いて、カッコいい曲だなと思った。その時、初めてハイスタのカッコ良さがわかった気がした。
そして6曲目の「STAY GOLD」、友人たちがみんな好きな曲だった。イントロのギターリフがカッコ良くて、曲全体の勢いも好きな感じだった。
8曲目「GLORY」、16曲目「NOTHING」は、友人が口ずさんでたり、ギターで弾いてた曲だとすぐにわかった。友人がカッコいいと思う曲と、自分がカッコいいと思う曲は、だいたい一致していた。
当時はiPodもパソコンもMDコンポもなかったから、カセットコンポで「MAKING THE ROAD」をカセットに録音してウォークマンでよく聴いた。
相変わらずB’zも好きだったけど、ハイスタの曲も聴くほどにどんどん好きになっていた。
ハイスタ沼にはまった
高校生になるとバイトの給料で『MAKING THE ROAD』より前のアルバムやVHSの映像作品も買った。エレキギターも買って、ハイスタのバンドスコアも買った。
VHSの映像作品『ATTACK FROM THE FAR EAST』(バージョン2も含めて)がとても好きで、数えられないくらい観た。ハイスタのバンドスコアを見て、好きな曲のギターパートを夢中でコピーしたりもした。
初めはピンと来なかったハイスタだったけど、気がつけばB’zを凌ぐほどの勢いで好きになっていた。聴けば聴くほど、知れば知るほど、好きになってしまう魅力がハイスタにはあった。
音楽だけじゃなくて、バンドとしてのカッコいい在り方とか、そうゆう所に10代の頃の自分は惹かれていたと思う。
ハイスタファンとして今に続く原点は、10代の頃に出会った『MAKING THE ROAD』という一生モノのパンクロックアルバムだった。
written by 南無パンクロック
コメント