コロナ禍が一段落して、台湾へも気軽に行けるようになって来た。
最近の台湾国内は、商業施設などでもマスクを付けている人が半分くらいに減ってきた印象である。
そんな中、先日、台湾の桃園市にあるハードオフとニトリに初めて行った。
桃園と日本の企業
桃園(タオユェン)といえば桃園国際空港があり、外国人にとっては台湾の玄関口である。
市内にある桃園市立図書館はとても現代的な建物で、TSUTAYAやスターバックスも入っており、人のたくさん集まる場所である。
桃園市立図書館はすばらしい施設だった。ただ、やや人が多い。
TSUTAYAもそうだが、台湾には、どこにでもあるコンビニのセブンイレブンやファミリーマート(全家)をはじめとして、日本企業の店や商品がたくさんある。
ちなみに台湾のコンビニといえば、セブン、ファミマ、My Life(麥爾福)、Ok martの4つがあり、特にセブンとファミマの店舗数が多いように思う。中国大陸で見たことのあるローソンは、台湾では見たことがない。
ハードオフやニトリも日本人にとってはあまりにも身近なお店であるが、台湾ではどのくらい知られているのだろうか。
中国語でも表記されている看板
ちなみには、ハードオフは中国語で音訳して海德沃福(hai3 de2 wo4 fu2)、ニトリは宜得利家居(yi2 de2 li4 jia1 ju1)という。
桃園にあるハードオフとニトリへ
台湾のハードオフとニトリには実際にまだ行ったことがなかったので、どんな感じなのか確かめに複合店である桃園中壢店へ行ってみた。
店に入ってみると、ニトリもハードオフも日本国内の店舗と雰囲気がそっくりである。同じ過ぎて日本にいるのかと錯覚するくらいだった。
台湾のニトリ店内
他の客や店員はほとんど台湾人のようで、また値札などは中国語で書かれているので、日本語はあまり通じなさそうだった。日本国内の店舗と一番違うところはそこである。
台湾のハードオフの音楽コーナー
台湾のハードオフの楽器コーナーを見てみたかったので行ってみたところ、やはり日本の店舗と全く同じような雰囲気だった。大音量でエレキギターを試し弾きしてる客なども見かけた。
台湾のハードオフの楽器コーナー
台湾のハードオフで売られている楽器の値段は、日本とほとんど変わらず、安いということはない。
それから、中古CDもたくさん売っていて、台湾のCDと混ざって日本のCDもたくさん売っていた。
日本の中古CDは、日本国内の店舗から引っ越してきたのではないかと思うような品揃えで、ジャニーズ系やモーニング娘系など、アイドル系のCDがやたらと多かった。
そんな中、掘り出して見つけたのがチャットモンチー『耳鳴り』と、ASPARAGUS『MONT BLANC』と、RIZE『ROOKEY』の3枚。
来店記念に買ったCD
値段は、チャットモンチーがNT$150(150ニュー台湾ドル)、ASUPARAGUSとRIZEがNT$30で、計NT$210。
NT$210は、今の円相場でいうと日本円で965円なので、値付けは適当に安く付けられてもない。むしろ日本で買うよりちょっと高いかもしれない。
それらのCDは日本国内で売っているものと全く同じで、外国盤とかでもなかった。
台湾人クラスメートの感想
購入後、意気揚々とチャットモンチー『耳鳴り』をカーステレオで視聴していたら、「このバンドのボーカルの声質は高くて耳障り、うるさい」と運転していた台湾人のクラスメートに酷評された。
そのクラスメートは、次に聴いたASUPARAGUSでは、演奏がうるさいけど声質はさっきの(チャットモンチー)よりマシだと言い、その次に聴いたRIZEでは、コメントするほどのことがなかったようで、ノーコメントだった。
翌日、助手席に座ったその台湾人に、再度チャットモンチーを聴かせたら、「昨日聴いた時は本当に耳障りだったけど、今日は少しマシに聴こえる」とつぶやいていた。
結局、その台湾人が運転してる時にチャットモンチー流すのはやめて欲しい(運転に差し障る)というクレームだった。
個人的には、聴きたかったチャットモンチーの「ハナノユメ」「恋の煙」「恋愛スピリッツ」、ASUPARAGUSの「SILLY THING」、RIZEの「Why I’m Me」も聴けたし、なんか記念にもなったので行けてよかった。
written by 南無パンクロック
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