MONOEYES 1stアルバム『A Mirage In The Sun』レビュー|エルレ好きが聴いて感じた魅力と進化

MONOEYES
<span class="fz-12px">南無パンクロック</span>
南無パンクロック

ニーハオ!南無パンクロック(@NAMUPUNKROCK)です。
細美さんの新バンドキターーーーーー!!!

MONOEYES(モノアイズ)の1stアルバム『A Mirage In The Sun』を手に入れた。YouTubeでMVを見て以来ずっと気になっていたバンドだったが、TSUTAYAで540円(レンタル落ちの中古)で売られているのを見つけて、これは買うしかないと思った。

細美武士という存在

ボーカルの細美武士といえば、ELLEGARDEN(エルレガーデン)で多くの若者を魅了し、その後はthe HIATUS(ハイエイタス)という実験的なバンドを結成して、今なお音楽シーンの第一線で活躍している。

個人的には、エルレには好きな曲がたくさんあるし、ハイエイタスはやや難解ながらも嫌いではない。むしろ、細美さんの表現力の幅を感じられるという意味では、非常に価値あるバンドだと思っている。

エルレファンの中には、ハイエイタスの音に馴染めなかったという人も少なくないようだ。その気持ちはわからなくもない。自分も「どちらが好きか?」と問われたら、やっぱりエルレの方に軍配を上げるだろう。

MONOEYESはエルレ寄り?

そんな細美さんが新たに結成したMONOEYESは、ハイエイタスよりもエルレに近いと感じる人も多いのではないだろうか。自分もアルバムを聴いて、真っ先にそう感じた。

もちろん、まるっきりエルレの焼き直しというわけではなく、細美さんのこれまでの経験や音楽的な深化が自然と溶け込んでいる印象だ。率直で、でもどこか洗練されていて、バンドとしてのバランス感覚にも優れている。

印象に残った曲たち

すでに知っていて好きだった曲が、トラック4の「My Instant Song」とトラック5の「Run Run」。どちらもMONOEYESらしさが詰まった、疾走感あふれるキラーチューンだ。

アルバム全体を通して新たに気に入ったのは以下の4曲。

  • トラック1「Cold Reaction
     アルバムの冒頭を飾るこの曲は、ラウドでエネルギッシュなキラーチューン。立て続けに「○○tion」と英語で韻を踏む歌詞も面白い。冒頭からテンションを一気に引き上げてくれる。
  • トラック6「グラニート
     ミディアムテンポでじっくり聴かせる日本語詞の曲。親しみやすきものがある。
  • トラック10「明日公園で
     エルレの「モンスター」を彷彿とさせるような疾走感のある一曲。ライブで盛り上がること間違いなし。
  • トラック11「Wish it Was Snowing Out
     しっとりとしたロックバラード。どこかエルレの「金星」を思わせる雰囲気がある。

細美カラーが光る1枚

エルレ全盛期のアルバムと比べると、もしかしたら少し物足りなさを感じる人もいるかもしれない。でも、それでもこのアルバムには、細美さんらしさがしっかり詰まっている。細美ファンならグッとくる瞬間がきっとあるはずだ。

ELLEGARDENのストレートな勢いと、the HIATUSの深みの中間地点にあるようなサウンド。そこに新しい空気が加わって、MONOEYESという形になっている。

これからがさらに楽しみ

1stアルバムでこの完成度。今後、MONOEYESがどのように進化していくのか、ますます目が離せない。エルレとも、ハイエイタスともまた違った魅力を持つバンドとして、今後の活動に大いに期待したい。

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最後までお読みいただきありがとうございました!
モノアイズとしての活動も楽しみすぎますね(^^♪

written by 南無パンクロック

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