卒業シーズンの3月になって、所属するフォークソング部でも4年生にとって最後のライブとなる卒業ライブ企画があった。
秋葉原音楽館へ
ライブの会場は秋葉原にある音楽館というリハーサルスタジオで、このスタジオにはライブをしてもOKな広いスタジオが置かれている。
専用のライブハウスを借りるのとは違って、音響照明などすべて自分たちでやるDIYな空間であるが、やたらと高いライブハウスレンタルに比べれば、お手頃価格でライブが出来るのだから学生にとってはありがたいというものだ。
フォークソング部とは名ばかりで、卒業ライブには部員によって組まれたいろんなタイプのバンドなどがたくさん出る。
自分も2つのバンドでドラムとして参加した。参加した2バンドでは、どちらもパンク・ラウド系のコピーをやった。
1バンド目 ラウドロック系コピーバンド(2曲)
1つ目のバンドでは、本来4曲やる予定であったが、練習不足のため2曲だけやった。
1曲目は、カナダ出身のバンドSimple planの『Shut Up!』。世界的に有名なバンド、有名な曲である。どこかで聴いたことがある人も多いはず。
これはBass担当の後輩くんがやりたいと提案してきた曲で、初めてSimple planをまじまじと聴く機会となった(バンド名だけは聞いたことがあったけど)。
ノリが良くドライブ感のあるパンクロックナンバーで、多くのリスナーに支持される理由がわかるような普遍的なメロディー性がある。叩いてても楽しい曲だった。
2曲目は、ELLEGARDEN(エルレガーデン)の人気曲『ジターバグ』。今どきの大学生なら、たぶんどこかで聴いたことのある曲だと思う。
ドラムは簡単そうかなと高を括っていたが、意外とBメロのパターンが叩きづらかった。縦ノリで疾走感のあるパンクロックナンバーなので、叩いてて楽しかった。
2バンド目 ラウドロック系コピーバンド(6曲)
次に出た2つ目のバンドでは、後半のアンコールも含めて全6曲演奏した。
覚える曲が多いと練習で苦労するが、幸いドラムパートは楽しそうな曲が多かったのでそれほど苦でもなく、むしろ練習の時からけっこう楽しめた。慣れないフレーズとかはすぐに叩けないけど、練習にはやりがいを感じた。
本番当日は、1曲目にROTTENGRAFFTYの『金色グラフティー』をやった。
練習では、展開のめまぐるしい曲だったので構成を覚えるのに少し時間がかかった。速いテンポの中で細かいオカズの入ってる所がけっこう難しくて、結局本番でも上手く叩けずその点は悔しかった。
2曲目は、マキシマム ザ ホルモンの『ロックお礼参り~3コードでおまえフルボッコ~』をやった。ホルモンらしいゴリゴリでファストなパンクロックナンバーだ。
いわゆる2ビートというのか?Aメロとかサビの疾走感のあるビートはとても好みなので、楽しく叩けた。
3曲目は、SiMの『KiLLiNG ME』をやった。現在YouTubeでは500万回以上再生されている超有名なミクスチャーロックナンバーである。
本来この曲はツーバスで叩くのだと思うが、僕はツーバス派ではないのでワンバスでなんとか叩くことにした。ドラムはキメとか手数が多くてけっこう難しかったが、上手く叩けた所は気持ち良かった。
4曲目は、KNOCK OUT MONKEYの『Climber』をやった。初めて聴いた時は歌詞の韻の踏み方とかビート感とか、もろもろDragon Ashっぽいと思った。踊れるビートの曲なので、叩いてても楽しかった。
5曲目は、10-FEETの『goes on』をやった。前から大好きな曲だったので、今回出来て嬉しかった。
2ビートの所はメンバーとリズムを合わせるのが少し難しかったが、全体的には楽しく叩けた。とてもノリの良いパンクロックナンバーなので、オーディエンスも大いに盛り上がって楽しそうだった。
ここまでが本編で5曲ドラムを叩いたが、アンコールでは余興的な感じでパートチェンジしてホルモンの『パトカー燃やす』をやった(自分はギター担当)。
参加した2バンドでは、合わせて計8曲をコピーした。パンクロックのドラムはやはり叩いてて楽しかった。
ただ上手く叩けなかった所や覚えきれたなかった所も多々あったので、また機会があったら同じ曲で雪辱を果たしたい。
written by 南無パンクロック
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