[ライダウン企画『ウンコンドン4』を見に行った(2)のつづき]
ザ・ポニーズのライブが終わって転換の時間になるとステージ前面のシャッターが降ろされて、シャッターの向こう側では次に登場するバンドJASKY(ジャスキー)のセッティングが行われている様子であった。
新宿紅布にはこれまで何回か来ており、いろんなバンドのライブを見てきたが、バンドの転換時にあえてシャッターを降ろしてセッティングしているバンドを見たのはJASKYが初めてだと思う。
JASKYのライブを見るのも曲を聴くのもこの日が初めてだったけれど、「ステージングやライブの見せ方に特にこだわりを持っているバンドなのかな」とシャッターのこちら側で思いながら転換が終わるのを待った。
3バンド目 JASKY
転換が完了し、シャッターが開いてハードコアラウドな感あるSEが流れ出すと、JASKYのメンバーがステージ横から登場してきた。
JASKYは4人編成のバンドで、ちょうど人気のラウドロックバンドSiMのようなメンバー構成であった。
スタンバイが出来るとボーカルさんが「行くぜ!マイウェイ!」と声高々に叫んで、JASKYのライブが始まった。
重低音で太くもキレのあるビートと、がなる様に歌いシャウトするボーカルさんのスタイルからは、まさに先ほど挙げたSiMのサウンドスタイルに通ずるものを強く感じた。
時折おり混ぜられるワウワウなギターやブリブリの重低音ベース、重いグルーヴのドラムの刻みなど、ラウドど真ん中な感のあるバンドサウンドが印象的であった。
ボーカルさんのラウドロックな歌い回しやステージ上でのアグレッシブなパフォーマンスからは、マキシマム ザ ホルモンのダイスケはんやSiMのMAH的な要素をひしひしと感じた。
JASKYのライブの時は、ステージ照明がやたらと暗めでメンバーの顔がよく見えないくらいだったけれど、おそらく「そうゆう照明にしてほしい」というバンド側からのオーダーがPA(音響さん)にされていたのであろう。
転換時にはシャッターを降ろしたり、照明を暗めにしたりと、やはりライブにおける視覚性をすごく意識しているバンドなんだなとライブを見ながら思った。
JASKYは、ライダウンとは前にも対バンしたりしたことがあるとMCで話していたけれど、サウンド的にちょっとタイプの違う二組なだけに興味深い対バンだなあと思った。
また、いろんなタイプのバンドが一同に集ったこの日のイベント自体、クロスオーバーな感があって面白く感じた。
アグレッシブで気合いの入ったラウドロックライブを繰り広げたJASKYの後は、お待ちかね大トリのLIE-DOWN登場である。(つづく)
written by 南無パンクロック
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