[DRADNATS『MY MIND IS MADE UP』ツアー初日へ行った(2)のつづき]
NOT A NAME SOLDIESのステージが終わり転換。ステージでは着々とDRADNATSチームによる機材セッティングが行われている。
フロアにはDRADNATS目当てだろうオーディエンスが続々と入って来る。みるみるうちに満員状態となった。
自分は割と後方のステージ全体が見えるポジションに決めて立っていた。
だがしかし、転換の時に入って来た同じ背丈くらいのキッズが、バスケのスクリーンアウトを決めるかのように目の前にポジショ二ング…
そうしたらステージがとっても見づらくなった(だいぶ萎えたのは言うまでもない)。
さて、機材セッティングが終わるや否やステージ後方には大きくDRADNATSと記された(『MY MIND IS MADE UP』ジャケットデザインと同じ)バックドロップ幕が掲げられた。
満員のオーディエンスも準備の整ったステージを目の前に、「いよいよ来るぞー!」といった様子でDRADNATSの登場を待つ。
おもむろにオープニングSEが流れ出した。しばらくしてDRADNATSの3人がステージわきから登場。
ドラムのトノは、何かの文字が書かれたのぼり旗を片手にステージに入って来た。
初めはなんて書いてあるのかよく見えなかったけど、旗になんと書いてあるのかは後々のMCで判明する。
コーラスっぽいエフェクターを効かせたギター、ゆったりとしたストロークで鳴らしはじめるギターボーカルのキクオ。
そのギターコードを聴いて、オープニングが『MY MIND IS MADE UP』で1曲目を飾る『Bright Star』だとすぐにわかった。
気持ちを込めるように鳴らすバッキングの最後、ヤマケンのベースとトノのドラムが加わり、一気にドゥォアーーー!!!とバンド全体の音が鳴らされた。
これをスタートの合図に、DRADNATSの3rdアルバムリリースツアー初日の本編が幕を開けた。
オープニングナンバー『Bright Star』は、オーディエンスの期待を裏切らない熱量だ。
続いて新作に収録されている『Day After Day』が投下される。
フロア前方ではDRADNATSの熱演に応えるように、パンクボーイズ、パンクガールズがひたすらモッシュ&ダイブ。
これぞメロコアバンドのライブ!といった光景だ。
新作から続けて2曲やったあと、過去の名曲『New Unseen Tomorrow』が繰り出された。
自分ごとだが、DRADNATSを知ったのは「Ken Yokoyamaプロディース」がきっかけで、それまでは全く知らなった。
遡ってDRADNATSの曲を聴いてみると、昔からカッコいいメロコアやってたんだなと知った。
そうやって『New Unseen Tomorrow』も知って、すごく好みなメロディーとサウンドだった。
『New Unseen Tomorrow』はDRADNATSが演奏し続けて来ただけあって、グルーヴの強さをより感じる曲だった。
往年のDRADNATSファンにとっては『New Unseen Tomorrow』もまた、思い入れのある一曲なのだろう。
[DRADNATS『MY MIND IS MADE UP』ツアー初日へ行った(4)へつづく]
written by 南無パンクロック
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