インドネシアで人気のアーティスト
インドネシアのポップパンクバンドPee Wee Gaskins(ピー・ウィー・ガスキンス、略してPWG)の代表的な曲である「Sebuah Rahasia」は、実に名曲である。
インドネシア語で歌われているこの曲であるが、そのタイトルの意味を調べてみると「秘密」を意味するインドネシア語らしい。
DwiTantyとの出会い
この曲をカバーしているインドネシアのガールズ弾き語りカバーデュオDwiTanty(ルイダンディ)の演奏動画に辿りついたのは、偶々であった。
はじめてDwiTantyの演奏動画を観た時、そのパフォーマンスが良すぎて軽く衝撃を受けた。
DwiTantyのYouTube動画
♪SEBUAH RAHASIA – Pee Wee Gaskins (Cover by DwiTanty)
DwiTantyはインドネシアのポップパンクシーンをはじめとして、いろいろなアーティストのカバーをしているようである。
日本のバンドの曲もカバー
まだ日本人リスナーにはほとんど知られていないであろう彼女たちだが、ONE OK ROCK(ワンオクロック)の「WHEREVER YOU ARE(ウェアエバー・ユー・アー)」や、Northern19(ノーザンナインティーン)の楽曲もカバーしている。
おそらくインドネシア人にとって、外国語である日本語の発音は難しいだろうに、DwiTantyの二人はワンオクの日本語詞部分も日本語のままで歌おうと努力していて感心した。
台北市にあるONE OK COFFEE(ワンオクコーヒー)
原曲越えの名カバー
Dwitantyによる他のアーティストのカバー曲も視聴してみると、インドネシアのアーティストをカバーしている場合は原曲を知らないが、素晴らしいパフォーマンスばかりであった。
特にStand Here Alone(スタンド・ヒア・アローン、略してSHA)というインドネシアで人気のあるポップパンクバンドの「INDAH TAK SEMPURNA」のDwiTantyカバーは至高すぎた。
さかのぼって、Stand Here Aloneによる原曲バージョンも聴いてみたけれど、もはやDwiTantyバージョンは原曲を越えた感すらあった。
カバーは日本の音楽シーンでも盛ん
ワンオクンの話も出たので、J-POP寄りの話をすると、日本の夏の定番曲である「夏祭り」は、ガールズバンドのWhiteberry(ホワイトベリー)による元気いっぱいなロックカバーが良く知られているが、筆者はその原曲であるJITTERIN’ JINN(ジッタリンジン)の風情を感じさせるオリジナルバージョンが非常に好きである。
DwiTantyを通してインドネシアに興味が湧いた
DwiTantyをきっかけとして、インドネシアのポップパンクシーンで人気のあるバンドをいくつか知ることができ、好んで聴くようになったバンドもできた。
特にStand Here AloneとRocket Rockersが気に入ったので、これから彼らの曲を始め、いろいろとまたインドネシアのポップパンクシーンの音楽を聴いてみたい。
written by 南無パンクロック
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