インドネシアのポップパンクバンドPee Wee Gaskins(ピー・ウィー・ガスキンス、略してPWG)の代表的な曲である「Sebuah Rahasia」は、実に名曲である。
インドネシア語で歌われているこの曲であるが、そのタイトルの意味を調べてみると「秘密」を意味するインドネシア語らしい。
この曲をカバーしているインドネシアのガールズ弾き語りカバーデュオDwiTanty(ルイダンディ)の演奏動画に辿りついたのは、偶々であった。
はじめてDwiTantyの演奏動画を観た時、その演奏が良すぎて軽く衝撃を受けた。
DwiTantyはインドネシアのパンクロックシーンをはじめとして、いろいろなアーティストのカバーをしているようである。
まだ日本人リスナーにはほとんど知られていないであろう彼女たちだが、ONE OK ROCK(ワンオクロック)の「WHEREVER YOU ARE(ウェアエバー・ユー・アー)」や、Northern19(ノーザンナインティーン)の楽曲もカバーしている。
おそらくインドネシア人にとって、外国語である日本語の発音は難しいだろうに、DwiTantyの二人はワンオクの日本語詞部分も日本語のままで歌おうと努力していて感心した。
台北市にあるONE OK COFFEE(ワンオクコーヒー)
Dwitantyによる他のアーティストのカバー曲も視聴してみると、インドネシアのアーティストをカバーしている場合は原曲を知らないが、素晴らしいパフォーマンスばかりであった。
特にStand Here Alone(スタンド・ヒア・アローン、略してSHA)というインドネシアで人気のあるポップパンクバンドの「INDAH TAK SEMPURNA」のDwiTntyカバーは至高すぎた。
遡って原曲であるStand Here Aloneのバンド演奏バージョンも聴いてみたけれど、もはやDwiTantyバージョンは原曲を越えた感すらあった。
ワンオクの話も出たので、J-POPに寄せた話をすると、夏の定番曲である「夏祭り」は、Whiteberry(ホワイトベリー)のカバーバージョンもいいけれど、原曲であるJITTERIN’ JINN(ジッタリンジン)のオリジナルバージョンを推したい気持ちである。
DwiTantyをきっかけとして、インドネシアのパンクロックシーンで人気のあるバンドをいくつか知ることができ、好んで聴くようになったバンドもできた。
特にStand Here AloneとRocket Rockersが気に入ったので、これから彼らの曲を始め、いろいろとまたインドネシアのポップパンクシーンの音楽を聴いてみたい。
written by 南無パンクロック
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