Rocket Rockers(ロケット・ロッカーズ)のセミアコースティックライブがチルい

rocket rockers インドネシア
Rocket Rockers(Ngamplag LIVE)

Rocket Rockersとは?

Rocket Rockers(ロケット・ロッカーズ)はインドネシアの3人組ポップパンクバンドである。

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メンバーは、ギターボーカルのAska Pratama、ベースのBisma Aria Nugraha、ドラムのKhrisna a.k.a Ozomの3人から成る。

彼らの前身バンドであるImmortal Presidentは、1998年8月17日にインドネシアのジャワ島西部にある都市バンドンで結成された。

その後、改名してRocket Rockersとなった。
Rocket Rockersのオフィシャルサイトには、1999年結成と書かれている)

これまでに5枚のアルバムをリリースしており、2ndアルバムの『Ras Bebas(2004年リリース)では、昔のバンド名から借用した「Immorality President」というタイトルの楽曲も発表している。

元メンバーにギターのLowp、ボーカルのUcay、ドラムのDoni Setiansyahがおり、元々は5人バンドであったが、メンバーの入れ替わりや脱退で現在は3ピースである。

Rocket Rockersの3rdアルバム『Better Season(2008年リリース)のトラック2に収録されている「Ingin Hilang Ingatan」は、メンバー5人時代の代表的な一曲である。
(彼らのYouTube公式チャンネルの同ビデオクリップは、2023年7月3日現在までに684万回再生されている)

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またRocket Rockersは、世界中のパンクバンドのメンバーが出演しているドキュメンタリー映画『PUNK’S NOT DEAD(2007年公開)に、インドネシアのパンクバンドとして唯一出演している。

2018年9月には来日して、全6公演の「Making Friends Tour Japn」と題したツアーを行っており、ツアーファイナルの新代田Fever公演では、日本のメロコアバンドFOUR GET ME A NOTSフォー・ゲット・ミー・ア・ノッツ略してフォゲミLEXT(レクスト)らと対バンしている。

Rocket Rockers “Making Friends Tour” Japan 2018
 9/17 F.A.D横浜
 9/18 渋谷GARRET udagawa
 9/19 新宿ACB HALL
 9/20 宇都宮HELLO DOLLY
 9/21 千葉LOOK
 9/23 新代田Fever

Rocket Rockersを知ったきっかけ

筆者がRocket Rockersを知ったきっかけは、YouTubeでDwiTantyの弾き語り動画を流していた時に、自動再生でたまたま彼らの演奏動画に行きついた。

初め聴いた時はすぐにピンとは来なかったけれど、自動再生で何回か彼らの演奏を耳にする内に、だんだん気になるようになった。

「このインドネシアのバンドのことは、よく知らないけど、彼らの演奏はとてもいいな(チルいな~)」と思った。

そんな感じでRocket Rockersを知ってから、彼らの演奏動画をBGMとして聴くようになった。

そういえば、DwiTantyもRocket Rockersの「DIA」「Ingin Hilang Ingatn」をカバーしていたような覚えがあり、それがいい曲だった印象もあった。

DwiTantyもカバーするくらいだから、きっとインドネシアのポップパンクシーンで人気のあるバンドなのだろう、くらいの認識だった。

NGAMPLAG MUSICでのライブ映像

筆者の一押しするRocket Rockersの演奏動画NGAMPLAG MUSICでのライブ)は、セミアコースティックで演奏されている。

歌はすべてインドネシア語で歌われているようなので、その歌詞内容はさっぱりわからないと思われるが、音という世界共通言語によって、彼らの楽曲のすばらしさがわかるはずである。

楽器はアコースティックギターとカホンとエレキベースという組み合わせで、全体的に響きの心地よい音作りなので耳に優しい。

聴けばわかるが、何がいいのかというと、メロディー性、曲の展開・盛り上がり、楽器・声の音色、ゆったり目な曲のテンポ、コード感、これらがエモくて良いのである。

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上の画像をクリックすると演奏動画(YouTube)に移動します

Rocket Rockersは、そのNgamplag LIVEで以下の5曲を演奏している。

  1. Bersama Taklukan Dunia
    Rocket Rockersのオリジナル曲で、元バージョンのビデオクリップではメンバー4人で演奏している。

  2. Pilihanku (Maliq & D’Essential Cover)
    Maliq & D’Essentialというバンドのカバー。6人か7人のバンドで、トランペット、キーボードもいる。原曲はポップだが単調な曲である。Rocket Rockers(4人編成時代)は元々バンドスタイルでこの曲をカバーしており、そのビデオクリップはYouTubeで(2023年7月3日)現在までに704万回再生されている。Rocket Rockersのアレンジが秀逸なのと、ビデオクリップに出てくる女の子が印象的である。

  3. Reaksi Rasa
    Rocket Rockersのオリジナル曲で、公式のビデオクリップが4つくらい作られている。各メンバーをフィーチャーしたビデオクリップでは、2018年9月のJAPANツアーの時の映像が使われている。MVには宇都宮駅、新代田駅あたりで撮られた映像や、日本のメロコアバンドFOUR GET ME A NOTSのメンバーなども出てくる。

  4. Hari Untiukmu
    Rocket Rockersのオリジナル曲で、2009年にリリースされたビデオクリップは、5人編成時代のものである。

  5. Berpisah ltu Mudah (Rizky Febian Cover)
    Rizky Fabianという男女二人組のデュエット曲カバー。原曲はYouTubeで(2023年7月3日)現在までに6233万回再生されている。原曲はとてもゆったりした超ポップな曲である。

Rizky Febianのカバー以外の4曲は、Rocket Rockersによる通常のバンドバージョンの音源とビデオクリップがあるが、NGAMPLAG MUSICのライブでは、すべてセミアコースティックバージョンで演奏している。

NGAMPLAG MUSICのライブを観た感想

聴いていて気分がよくなった。軽快なリズムとアコースティックなサウンドがとても聴き心地よい。

あまりうるさくなく、程よく聴きごたえのある曲を聴きたい、と思っているリスナーの希望に沿うと思う。

演奏にはいろいろな仕掛けがあるので聴いていて楽しい。実はよく聴くと、ギターパートがもう一本足されているのがわかる。

インドネシア語で歌われているようなので、何を言っているのかわからないものの、単純に音として聴けるのが逆に良いのかもしれない。

ボーカルのAskaがたまに入れる合いの手や、身振り手振りも印象的である。

歌はかなりがっつり歌って盛り上げている所もあるが、うるさく感じない。またハーモニーも耳に贅沢である。

全部同じ曲のようにも聴こえるが、少しずつテイストが異なっており、メリハリの付け方も秀逸なので、不思議と聴いていて飽きない。

長すぎず、短すぎず、ミニアルバム感覚で気軽に聴けるのが良い。

特に2曲目(4:04~)冒頭の、アコースティックギターと合唱から、エモいリフが続いて、Aメロで走り出す感じがたまらない。

また一段とゆったりした4曲目(12:00~)の、イントロなどで奏でられる甘美なギターの旋律や、優しげな歌い出しから始まる歌メロがすばらしい。

4曲目と5曲目(15:35~)のつなぎ方が超自然で、同じ曲かと思った。

彼らのセミアコースティックアレンジは、元々バンドバージョンで演奏されていた曲を、アンプラグド(プラグレス)に演奏することで、より名曲化させている好例である。

この演奏動画は垂れ流しではなく、しっかり編集されている。

時折、楽しそうな顔を見せるメンバー。ラストのおまけ映像ではベースのBismaが何かやってるのかわからないけど楽しそう。

NGAMPLAG MUSCIのライブでは演奏されていないが、Rocket Rockersの「DIA」「Ingin Hilang Ingatan」もまた名曲である。
(DIAは、「彼」あるいは「彼女」を表すインドネシア語)

written by 南無パンクロック 

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