インドネシアで大人気のポップパンクバンドStand Here Alone(スタンド・ヒア・アローン、略してSHA)。
日本ではまだほとんど知られていないSHAであるが、その楽曲を聴いて彼らが全世界のポップパンク・メロコア好きリスナーのハートを掴むのは間違いないだろうと思った。今回は彼らについてシェアしたい。
Stand Here Aloneとは?
Stand Here Aloneは、インドネシアの3人組ポップパンクバンドである。
メンバーは、ギターボーカルのOcan Siagian、ベースボーカルのHeymbenk(本名はAhmad Taufik Andryyansyah)、ドラムのChioから成る3ピースバンドである。Ocanは、昔からアメリカのメロコアバンドBlink-182のトム・デロング(Vo&Gu)に憧れていたという。
SHAは、インドネシアのジャワ島西部にある都市バンドンで、2010年8月17日のインドネシア独立記念日のイベントに参加するために結成された。当時は、HeybenkとChioの二人と、後に脱退するObiとAndiの二人を合わせた4人メンバーであった。
1945年8月17日はインドネシアの独立記念日で、毎年8月17日はインドネシアで国民の祝日となっており、国民にとって最大の祝日であるという。
バンド名のStand Here Aloneには、「いつも仲間外れにされる人」「少数派」のような意味合いが込められているらしい。
独立記念日のイベントの時、彼らにとって記念すべき最初のオリジナル曲である「KITA LAWAN MEREKA(我々は彼らと戦う)」が生まれた。
その後、ObiとAndiの二人が脱退してHeymbenkとChioの二人だけ残ったが、HeymbenkとChioはこのままバンドを終わらせたくなかった。
とあるライブで、彼ら二人はOcanと巡り会い、親交を深めた。
そのあと彼ら三人の音楽的嗜好が同じであることがわかると、HeymbenkとChioは、OcanにSHAのギタリストとして参加してほしいと正式にオファーした。こうしてSHAは現在の3ピース体制となった。
(一時期、Ocanがバンドに不在の時期があったようで、2017年8月8日に公表されたNGAMPLAG MUSICではMatien Fariano Elmondoがボーカルギターを担当している。Ocanの復帰後、2018年2月4日に行われたHellprint Festivalでは、SHAは4人体制でライブをしている。その後、2018年6月29日にMatien Fariano Elmondoが正式にバンドから脱退した。)
2014年に入り、SHAはレコーディングなどに約一年の時間を費やした1stアルバム『Melodichildish』をついに完成させた。
『Melodichildish』は、Do It! Managementというレーベルから2015年1月2日付けで正式にリリースされている。
1stアルバム『Melodichildish』収録曲
アルバムの内容は全10曲入り計36分で、収録曲は以下の通りである。
- Kita Lawan Mereka(3:29)
- Hinaan Membuat Tengar(2:43)
- Pacarku Siluman(3:20)
- Sosok Sempurna(4:45)
- Wanita Masih Banyak(3:53)
- Hilang Harapan(3:55)
- Move On(3:31)
- Manusia Simpanan(3:35)
- Anak Jaman(3:50)
- Kawan Sampai Mati(3:51)
筆者は、トラック1「Kita Lawan Mereka」とトラック5「Wanita Masih Banyak」の二曲が特に好きである。
アルバムリリースの準備が整った後、SHAは2014年4月にインドネシアのバタム島(シンガポールの南に位置する)で、レコ発ライブを行った。なんとその時、SHAはファーストアルバムCDを観客に無料で配布するというプロモーションを行ったという。
2015年10月、SHAはファンであるFOSHA(Family of stand here alone)への感謝の気持ちとして、「HELLO 2015」と題した中部ジャワ州4都市でのライブツアーを開催した。
2016年3月2日には、SHAにとって初となるビデオクリップ「Hilang Harapan」がYoutubeのSHA Officialチャンネルで正式にリリースされ、注目を集めた。そのビデオクリップは2023年6月29日現在で、4951万回再生されている。
Stand Here Aloneのシングル
ファーストアルバムのリリース後、彼らはシングルもコンスタントにリリースしている。
「INDAH TAK SEMPURNA」はHeymbenkの友人の個人的な経験に基づいて作成されたものである。
それまでインディーズバンドとして活動してきたSHAであったが、2019年になると正式にマネージメント会社に加入した。
するとSHAは、すぐに「INDAH TAK SEMPURNA」と「DUSTAI」のミュージックビデオ制作に取り組んだ。この二曲のストーリーは続編であるため、2つのビデオクリップは同時にリリースされた。
ビデオクリップでは、インドネシアの著名な俳優Rudi kawilarang(2014年~2015年に放送されたインドネシアのメロドラマ『Ganteng-ganteng Serigala』でAgra役を務めた)が起用された。
これまでにSHAがリリースしたシングルをまとめると、以下の通りである。
2015年リリース
Korban Lelaki/Stand Here Alone, Putri(3:21)
2016年リリース
Mantan(3:37)
Indah Tak Sempurna(3:40)
2017年リリース
Tukang Kentut(ビデオクリップをリリース/5:21)
2019年リリース
DUSTAI(3:44)
Jav(3:00)
Satu Indonesia(3:09)
2020年リリース
Modar/Stand Here Alone, Asep Balon(3:16)
Maha Benar/Rocket Rockers, Stand Here Alone(3:34)
Judul Beneran/Stand Here Alone, OM PMR(3:36)
Aku Pecundang(3:43)
2021年リリース
Selingkuh(3:03)
Tertawa(2:43)
2023年リリース
Introvert(3:12)
Ceria(3:28)
Jangan Lupa Bahagia(2:58)
筆者は、「Korban Lelaki」と「Mantan」が特に好きである。
OcanとHeybenkの個人名義作品
また、Ocan とHeymbenkは、個人名義でも作品を出しており、Ocanの作品には、
『Ocan Siagian』(2018年9月27日リリース、4曲入り)
『Sentimental』(2020年9月4日リリース、4曲入り)
『Skeptis』(2022年2月4日リリース、4曲入り)
などがあり、HeyMbenkには、
「Maaf」(2019年11月23日リリース、シングル)
などがある。「Maaf」はかなり名曲である。
もし興味があれば、併せてチェックされたい。
written by 南無パンクロック
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