DRADNATS『New Unseen Tomorrow』全曲レビュー③|9〜12曲

パンクロック・ニキ DRADNATS
メロコア
<span class="fz-12px">南無P</span>
南無P

リ―ホー!ニーハオ!南無パンクロック(@NAMUPUNKROCK)です

[DRADNATS『New Unseen Tomorrow』全曲レビュー②]の続き

『New Unseen Tomorrow』終盤4曲の聴きどころ

Far Apart

カラフルなCDプレーヤー

生粋のメロコアバンドであるDRADNATSらしい、疾走感のあるメロディックチューンとなっている。

イントロのマシンガンのようなドラムロールを合図に曲が始まると、伸びやかで力強いキクオの歌声がバンドのグルーヴに乗り、縦横無尽にそのメロディーを響かせていく。

この曲の疾走感は、ただ速いだけではない。目まぐるしい曲展開の上に成り立つ疾走感だからこそ、展開のメリハリがスピード感をさらに際立たせている。

そのため、曲全体の聴き応えも抜群である。

また、絶妙なコーラスの入れどころや、間奏の印象的なギターフレーズなど、細かいニュアンスに至るまでDRADNATSのメロコアセンスが光っている。

Better View

泣メロ要素を強く感じる、ファスト&ミディアムなメロコアナンバーである。

飛び出していくような勢いそのままに疾走するオープニングから一転、サビでは歌心あふれるメロディーを聴かせる。

ファストとミディアムなテンポを交互に行き来しながら、間奏あたりからはエモーショナルかつドラマチックなサウンドとメロディーによって、曲の雰囲気が一気に盛り上がっていく。

また、DRADNATSの強みであるキクオとヤマケンによるボーカルの掛け合いとハモりは、この曲でも全編にわたって聴くことができる。

そのコンビネーションには圧倒的なものがある。

Equal

SGギター

Ken Yokoyama氏のサウンドを彷彿とさせるようなエモーショナルなメロディーと、キメの効いたメリハリあるアレンジが印象的な、味わい深いメロコアナンバーだ。

このアルバムにグッドメロディーが満載なのは言うまでもない。

ただし、それらは決して似通った一辺倒なグッドメロではなくて、曲ごとにかなり趣の異なる表情を見せていると思う。

その点、この曲のメロディーも、とても個性的なグッドメロディーである。

また、DRADNATSの曲は比較的わかりやすい構成から成っていると思うが、それは決して単調という意味ではない。

わかりやすさの上にプラスアルファのアレンジを重ねる、その巧みさ。

この曲を聴いていると、DRADNATSのアレンジングセンスの高さを改めて感じさせられるのである。

Time Again

アルバムのラストナンバーにして、むしろここからのスタートを感じさせるような、ファスト&グッドメロなDRADNATSらしいメロコアナンバーである。

これまでの日々を振り返り、懐かしみつつも、これからの日々への期待と、前へ前へ進んでいく意志を感じさせる。

どこか前のめりで、未来へ向かって走り出していくような勢いが、この曲にはある。

そして、アルバムの最後の最後まで攻めの姿勢を崩さないDRADNATSらしいメロコアサウンドは実に痛快である。

ラストナンバーでありながら、新たな始まりを感じさせる一曲だ。

(完)


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南無P

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

written by 南無パンクロック 

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