
リ―ホー!ニーハオ!南無パンクロック(@NAMUPUNKROCK)です
[DRADNATS『New Unseen Tomorrow』全曲レビュー②]の続き
『New Unseen Tomorrow』終盤4曲の聴きどころ
Far Apart

生粋のメロコアバンドであるDRADNATSらしい、疾走感のあるメロディックチューンとなっている。
イントロのマシンガンのようなドラムロールを合図に曲が始まると、伸びやかで力強いキクオの歌声がバンドのグルーヴに乗り、縦横無尽にそのメロディーを響かせていく。
この曲の疾走感は、ただ速いだけではない。目まぐるしい曲展開の上に成り立つ疾走感だからこそ、展開のメリハリがスピード感をさらに際立たせている。
そのため、曲全体の聴き応えも抜群である。
また、絶妙なコーラスの入れどころや、間奏の印象的なギターフレーズなど、細かいニュアンスに至るまでDRADNATSのメロコアセンスが光っている。
Better View
泣メロ要素を強く感じる、ファスト&ミディアムなメロコアナンバーである。
飛び出していくような勢いそのままに疾走するオープニングから一転、サビでは歌心あふれるメロディーを聴かせる。
ファストとミディアムなテンポを交互に行き来しながら、間奏あたりからはエモーショナルかつドラマチックなサウンドとメロディーによって、曲の雰囲気が一気に盛り上がっていく。
また、DRADNATSの強みであるキクオとヤマケンによるボーカルの掛け合いとハモりは、この曲でも全編にわたって聴くことができる。
そのコンビネーションには圧倒的なものがある。
Equal

Ken Yokoyama氏のサウンドを彷彿とさせるようなエモーショナルなメロディーと、キメの効いたメリハリあるアレンジが印象的な、味わい深いメロコアナンバーだ。
このアルバムにグッドメロディーが満載なのは言うまでもない。
ただし、それらは決して似通った一辺倒なグッドメロではなくて、曲ごとにかなり趣の異なる表情を見せていると思う。
その点、この曲のメロディーも、とても個性的なグッドメロディーである。
また、DRADNATSの曲は比較的わかりやすい構成から成っていると思うが、それは決して単調という意味ではない。
わかりやすさの上にプラスアルファのアレンジを重ねる、その巧みさ。
この曲を聴いていると、DRADNATSのアレンジングセンスの高さを改めて感じさせられるのである。
Time Again
アルバムのラストナンバーにして、むしろここからのスタートを感じさせるような、ファスト&グッドメロなDRADNATSらしいメロコアナンバーである。
これまでの日々を振り返り、懐かしみつつも、これからの日々への期待と、前へ前へ進んでいく意志を感じさせる。
どこか前のめりで、未来へ向かって走り出していくような勢いが、この曲にはある。
そして、アルバムの最後の最後まで攻めの姿勢を崩さないDRADNATSらしいメロコアサウンドは実に痛快である。
ラストナンバーでありながら、新たな始まりを感じさせる一曲だ。
(完)

最後までお読みいただき、ありがとうございました!
written by 南無パンクロック


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