
リ―ホー!ニーハオ!南無パンクロック(@NAMUPUNKROCK)です
[DRADNATS『New Unseen Tomorrow』全曲レビュー①]の続き
『New Unseen Tomorrow』中盤4曲の聴きどころ
Holiday

小気味よいハネるリズムに、キャッチーさと哀愁感を兼ね備えたグッドメロディーが印象的なポップパンクナンバーである。
ちょうど世界的パンクバンドGreen Dayに同タイトルの有名曲があるが、ハネる感じとテンポ感だけを取ったら、DRADNATSの『Holiday』とかなり通ずるものがある。
また、ジャパニーズメロコアの雄Hi-STANDARDの人気曲『Mosh Under The Rainbow』とも通ずるものを感じる。
先に挙げた3バンドの曲を比較してみると、DRADNATSが泣きメロ、Green Dayがキラーチューン、ハイスタがピースフル、といったところだろうか。
細部に至るまで凝らされたDRADNATSらしい巧みなアレンジングアプローチが、曲をよりドラマチックなものへと聴かせている。
アルバム全体の流れにメリハリを与える上でも、この曲の果たす役割は大きい。
Only You
シンプルな曲構成ながらも、DRADNATSらしいグッドメロディーと疾走感を兼ね備えたメロコアナンバーである。
イントロの頭の印象的なベースフレーズが、曲の始まりを告げるかのようにつま弾かれると、その勢いのままバンド全体でアッパーなロックサウンドがかき鳴らされていく。
8ビートのAメロで一度落ち着かせてから、サビへの助走となるBメロでギアを一つ上げ、サビで一気にトップギアへ入れて疾走していく。
メロコアリスナーのツボを心得たような、気の利いた曲展開は見事である。
Straight Ahead

琴線に触れるようなメロディックなギターリフと、フレージングセンスの光るキメがとても印象的な、疾走感あり、泣きメロ要素も多大にありのグッドメロディーナンバーである。
この曲を聴いていて思うのは、つくづく名曲目白押しなアルバムだな、ということだ。
このアルバムは聴く前から傑作の呼び声が高いことを知っていたが、実際に聴いてみて、「本当に、傑作と言われるだけある」と納得させられた。私にとっては、期待を裏切らない大満足な内容であった。
この曲も然りで、傑作アルバムの中でも特に印象に残るナンバーではないだろうか。
秀逸なメロディー性と抜群のスピード感。
まさに「これぞメロコアの中のメロコア!」とでも言いたくなるような一曲である。
In My Heart
名曲。泣きメロ感溢れるDRADNATSの傑作ナンバーではないだろうか。
「泣きたくなるほど切ないメロディー」とは、まさにこの曲の哀愁感漂うメロディーのことであろう。
エモーショナルなギターリフをかき鳴らしながら疾走していくイントロ。タテヨコにグルーヴを揺らしつつ駆け抜けていくAメロから、ドラマチックさを増していくBメロ。
そして、最高潮のシーンで珠玉のメロディーを響かせ、さらに疾走していくサビからの展開。
この曲全体を通して圧倒的なのは、やはり「極上の泣きメロ」の響きであろう。
メロコアの一つの極致と言っても過言ではないかもしれない、抜群のメロディーだ。
[DRADNATS『New Unseen Tomorrow』全曲レビュー③]へ続く

最後までお読みいただき、ありがとうございました!
written by 南無パンクロック


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