Hi-STANDARD(ハイスタンダード)の18年ぶりとなるアルバム『THE GIFT』がついにリリースされた。
発売日の2017年10月4日、地元埼玉県の某TSUTAYAで購入した。
なんてったってハイスタのNewアルバム。18年ぶりだからね、本当にすごいことだ。
MAKING THE ROADから18年
前作『MAKING THE ROAD』(1999年リリース、4thアルバム)は最高傑作との呼び声高い。
ハイスタは2016年に16年ぶりのシングル『ANOTHER STARTING LINE』を事前告知なしでリリースした。
このサプライズはたくさんのファンを驚かしたと思う。
『ANOTHER STARTING LINE』は、2000年にリリースした『Love Is A Battlefield』以来となるシングルだった。
このシングルは、ハイスタ史上初となるシングル週間チャート1位を獲得した。
それだけ多くの人がハイスタの新曲を待っていたということだろう。
また、その年の12月には全曲カバーのシングル『Vintage & New, Gift Shits』を出して、さらにファンを喜ばせた。
その選曲といいアレンジセンスといい、さすがハイスタと思わせるカバーだった。
まさかのハイスタ復活
2011年に起きた東日本大震災をきっかけとしてハイスタは復活した。
2000年代を追って来たファンで、AIR JAM 2011の開催や『MAKING THE ROAD』の次のアルバムを想像出来た人がどれだけいただろう。否、ほとんどいなかっただろう。
逆に言えば、それだけ『THE GIFT』のリリースは驚くべきこと。だからこのニューアルバムは、より価値的にファンには映るだろう。
自分も『THE GIFT』の発売を心待ちにしていた。こうゆう感じは久しぶりだ。
THE GIFTの発売日
発売日の昼過ぎ、わくわくしながらTSUTAYAへやって来た。
店内にはHi-STANDARD『THE GIFT』の特設コーナーが設置されてて、サンプル(交換用)が置いてあった。
サンプルの裏面には曲目が書いてあった。収録曲はカバー曲を含めて全て新曲。
サンプルと特設コーナーを見てるだけでテンションが上がってしまう。
せっかくだったから、特設コーナーをスマホに収めた。
TSUTAYAにあったハイスタ特設コーナー
目の前にいた40代くらいのおばさんが『THE GIFT』を手に持っていた。
それは自分で聴くのか?それとも誰かに頼まれたのか?
レジ待ちの時、さっきのおばさんが会計してた。
CD以外にもポスターとかちょっとしたCDみたいなのを店員から受け取っている。それは先着特典のようだった。
自分も会計を済ませ、アルバムと先着特典をゲット。さっそうと車へと戻った。
とても家まで待ってられない。買ったばかりのCDをすぐマイカーのオーディオプレーヤーに突っ込んだ。
KOZIK作のジャケットがかわいい
アルバムジャケットも改めて見た。今回のジャケットはイラストでとてもかわいい感じ。
これまでのハイスタのジャケットとは、毛色の違うデザインだ。
前作『MAKING THE ROAD』のジャケットもイラストだったけど、タッチがだいぶ違う。
『MAKING THE ROAD』のアートワークはBBQ CHICKENSのボーカルで健さんの幼なじみでもあるダイスケ・ホンゴリアンが手掛けたという。
『THE GIFT』のアートワークは誰か。
歌詞カード後ろのアルバムクレジットを見ると「KOZIK」となっていて、ジャケット画にも「KOZIK」と小さくサインしてある。
この人はどうゆう人なんだろう。
日本人なのかなと勝手に思っていたけど、調べてみるとFrank Kozik(フランク・コジック)という外国人だとわかった。
コジックは、アメリカのメロコアバンドTHE OFFSPRING(オフスプリング)のアルバム『AMERICANA』のアートワークなどを手掛けた人らしい。
『THE GIFT』のジャケットは『MAKING THE ROAD』と比べると、ぐっと対象年齢が下がったような感じ。イラストのメインはかわいらしい動物たちだ。
きっとハイスタ側からの希望と、Frank Kozikの作風が合わさってこうゆうジャケットになったのでしょう。
もしかしたら、もっと下の世代にも『THE GIFT』を届けたいというハイスタの願いが込められているのかも。
『THE GIFT』店舗特典のB2ポスター
はじめて聴いたTHE GIFT
カーオーディオーのボリュームを上げて『THE GIFT』を再生した。オープニングはどんな曲だろう。
1曲目は『All Generations』というタイトル。
ああ、このコーラスの感じ…!めちゃくちゃハイスタだ!サビの泣きメロ感なんかもハイスタだし…!
個々の技ありなキメフレーズは流石。全体的な音のバランスもすごくしっくり来る!
『ANOTHER STARTING LINE』より全然ハイスタっぽい。これはたしかに1曲目だな!と納得しかNothingな1曲目だった。最高。
続いてはアルバムタイトルでもある『THE GIFT』。
イントロからしてハイスタだし、疾走感もそのまんまハイスタだった…!コーラスもバッチリHi-STANDARDだ…!
『THE GIFT』特典の1曲入りCD
「あなたの大切な人にこのCDを渡して下さい」
そんな感じで一通り全曲聴いた。
古き良きハイスタ感もあり、新しいハイスタ感もあり、またカバーも流石で、インストナンバーも楽しかった。
ボーナストラック含めて16曲もあるし、いろんな意味で盛り沢山だった。
もう何回聴いたのかもわからんくらいヘビロテしてる。これからしばらくはこの状態でしょう。
ハイスタの曲は聴けば聴くほど味が出るのである。
昔からハイスタ聴いてる人ならきっとそんな感じもわかるんじゃないかな。
新たな傑作アルバム
聴く前まで少し心配もあったけど、その心配は杞憂にすぎなかった。
早くも『THE GIFT』は傑作アルバムとして、(自分の中で)殿堂入りした。
全国のハイスタファンがきっとそうであるように、これからしばらくは『THE GIFT』三昧となりそう。
written by 南無パンクロック
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