ハイスタのAIR JAM 2012を見て(1)

国営みちのく杜の湖畔公園 Hi-STANDARD
国営みちのく杜の湖畔公園

東北で開催されたAIR JAM 2012

Hi-STANDARD(ハイスタンダード)の3人は2011年に起きた東日本大震災を受けて、「東北と日本を励ますために」と、AIR JAM 2012を東北地方の宮城県で開催した。

AIR JAM 2012は、2012年9月15日と16日の二日間にわたって行われ、ハイスタと縁のある総勢19バンドが出演した。

2013年に発売された『Live at TOHOKU AIR JAM 2012』には、AIR JAM 2012のハイスタのライブ模様が収められている。

自分は残念ながら東北で行われたAIR JAM 2012の会場には行けなかったが、その時のハイスタのライブ模様が見れるということで、DVDが発売されるや否やすぐに手に入れた。

AIR JAM 2012は宮城県にある「国営みちのく杜の湖畔公園」に特設されたステージで行われた。

ジャパニーズパンクロックシーンを中心とした錚々たる面々が、ハイスタの呼びかけによってこの日この地に集まった。

AIR JAM ‘97から数えると、東北で行われたAIR JAM 2012はハイスタによる通算5回目の開催である。

AIR JAM史上初となる2デイズ制が取り入れられ、1日目、2日目ともハイスタが大トリを務めた。

出演バンドを列挙すると以下のとおりである。

1日目出演バンド

dustbox
FRONTIER BACKYARD
MONGOL800
SION & The Cat Scratch Combo
MAXIMUM THE HORMONE
AA=
MIGHTY CROWN
DRAGON ASH
HUSKING BEE
Hi-STANDARD

2日目出演バンド

RADIOTS
MEANING
RIZE
THA BLUE HERB
ASIAN KUNG-FU GENERATION
KEMURI
SLANG
10-FEET
BRAHMAN
Hi-STANDARD

国営みちのく杜の湖畔公園
国営みちのく杜の湖畔公園

1日目のハイスタのライブ

さて、例のDVDを見た。

まずは1日目の映像。

大トリのハイスタの出番になると、お馴染みのオープニングSE「GO FOR IT(北アイルランド出身のパンクバンドStiff little fingers、1981年のアルバムから)が流れる。

オーディエンスの歓声に迎えられながら、ハイスタの3人が「東北ライブハウス大作戦」の前掛けを腰に巻いて登場。

3人が軽くサウンドチェックをするシーンのあと、満員のオーディエンスに向けて健さんが第一声で「AIR JAM持って来たぜ東北!」と感慨深げにあいさつすると、オーディエンスも歓声で答える。

続いて難波さん「よーし!今日はホントありがとね!」「よーし!じゃあハイスタ帰って来たぜ東北に…TURNING BACK!」と勢いよくタイトルコールすると、『MAKING THE ROAD』のオープニングインストナンバー「TURNING BACK」がかき鳴らされ、と同時に「Hi-STANDARD」の横断幕がステージ後方からグッドタイミングで幕開けされた。

ハイスタの演奏が始まるや否やオーディエンスは一気に沸騰状態となり、そこらじゅうでモッシュ&ダイブが起こり水しぶきが舞った。

「TURNING BACK」のあとは「アイラブユー東北オッケー!」と健さんがオーディエンスに投げ掛け間髪入れずに2曲目「STANDING STILL」が繰り出された。

『MAKING THE ROAD』のオープニングを飾る二曲の勢いで会場はものすごい熱気だ。

印象的なギターリフから始まるファストナンバーの「STANDING STILL」は、筆者も好きな曲である(バンドスコアを見てよくギターやベースパートをコピーしたものだ)

難波さんの歌と健さんのコーラスの掛け合いは抜群で、これぞハイスタ!と思わせてくれる。

「STNDING STILL」のあと、難波さんが「まだまだ夏は終わらないぜ!」と言い、ハイスタのあの夏の名曲がタイトルコールされた。

[ハイスタのAIR JAM 2012を見て(2)へつづく]

written by 南無パンクロック 

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