―前回の記事「下北沢デイジーバーへライダウンを見に行った(2)」からつづく―
2014年3月30日の下北沢デイジーバー、大トリとして登場したのはこの日ツアーファイナルを迎えるグラムロックバンドのLIE-DOWN(ライダウン)である。
ライダウンは2ndアルバム『LUST FOR LIFE』を昨年12月にリリースし、リリースツアーとして3カ月間各地のライブハウスを回って来た。
ライダウンのメンバーはもちろんのこと、彼らのファンにとってもいつも以上に気合いが入ってしまうことであろう。
自分にとっては、3月14日に新宿紅布であったライダウン企画のフロアライブ『ウンコンドン3』以来となるLIE-DOWNのライブである。
ステージのセッティングが終わるや否や、すぐさまライブが始まった。
大トリ LIE-DOWN
1曲目は、ライダウンの1stアルバム『ウルトララブレター』のオープニングナンバーで、彼らの代表的な曲でもある『L.U.V.YOU!L.U.V.YOU!』。
しょっぱなから全開のキラーチューンをかき鳴らすライダウンからは、ツアーファイナルにかける気合いがひしひしと感じられた。
『L.U.V.YOU!L.U.V.YOU!』に続いては『LUST FOR LIFE』『ヴァイオレットカウガール』『Beautiful BOY』と、次々にロックンロールキラーチューンが鳴らされた。
熱の入った篠崎さんの歌とリズム隊のずっしりとしたグルーヴ感が爆音になってロックンロールしていた。
MCで篠崎さんは「このツアーはアルバムを出したってことでとりあえずはじめたツアーで、特に目的みたいなものはなかった」と率直に話していた。このツアーはライダウンにとって手探りな部分もあったのだろう。
また「ツアーの3カ月中、浮き沈みがメンバーみんなあったりしたけれど、今やるべきことが何だかわかった。わかったっていうより初めからわかっていたんだ」と話していたのが印象的だった。
そして「今の俺たちにぴったりの曲だからやりたいと思います」と言って、スローロックンロールな『Hello there』を披露した。
『overture』と『捧げる唄』の展開は相変わらずカッコ良かった。前にもこの展開があったから、LIE-DOWNの中で鉄板の流れになっているのかもしれない。
駆け抜けるように10曲をロックンロールしきったLIE-DOWN。本編のアクトが終了した。
お約束のアンコールがすぐ起きた。メンバーは上裸姿でステージに再登場。
アンコールでは『ナイストゥーミーチュー』が披露された。跳ねるリズムでノリが良く楽し気なロックンロールナンバーである。本編からアンコールまで会場は大いに盛り上がり、完全燃焼な雰囲気でライダウンのツアーファイナルは幕を閉じた。
written by 南無パンクロック
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