[ライダウン企画『ウンコンドン4』を見に行った(1)のつづき]
2バンド目 ザ・ポニーズ
ザ・ポニーズの入場SEが流れ出すと、なんか聴き覚えのある曲だなと思った。
「ああ、やっぱり!」とそのあと完全にわかったけれど、SEの曲はTHEE MICHELLE GUN ELEPHANT(通称ミッシェル)のインストキラーチューン『CISCO~想い出のサンフランシスコ(She’s gone)』だった。
途中で「シスコー!」と叫ぶところが印象的なインストナンバーだが、そういえば筆者も以前ミッシェル好きの軽音サークルの後輩とコピーしたことがあった。
ミッシェル直系のロケンローなバンドなのかなとSEから連想しながらも、ライブ一曲目を聴いたところでは、日本語青春パンクロックな感じの第一印象を受けた。
バンドの形式は筆者も好きなスリーピースで、客席からみて右手に位置したテレキャスをかき鳴らす金髪のメンバーがギターボーカルであった。
スリーピースで日本語青春パンクロックな感じだから、ちょうど「忘れらんねえよ」とか「サンボマスター」あたりのバンドスタイルに近いかもしれない。
客席から見て左手にはバンダナを巻いた指弾きのベースさん、中央後方にはキャップをかぶったドラムさんがいて、それぞれ帽子をかぶったり金髪だったり服装の雰囲気が違ったりして、その点キャラが立って見えた。
ザ・ポニーズの曲を数曲聴いてみて、「まっすぐな感じの日本語メロパンクな曲が多くて、聴きやすくて良いな~」と思った。
ライダウンあたりと比べてしまうと、演奏的にはまだまだ発展途上な感はあるが、堂々としたステージングを繰り広げていたと思う。
途中のMCによると、ザ・ポニーズはこの日が四ヵ月ぶりのライブらしく、「復活一発目のライブです」と言っていた。
四ヵ月ぶりが復活というくらいだから、四ヵ月前までは月に何回もライブしていたのかもしれない。僕はザ・ポニーズのライブを見るのはこの日が初めてであった。
また、ザ・ポニーズがライダウンと対バンするのはこの日が初めてらしく、いつもは客席からライダウンのライブを見ていたそうである。あと、新宿紅布でライブするのも初めてということで、彼らにとって初めてづくしな記念すべきライブだったといえよう。
途中、音響面でかなり気になったのがMCの時、客席側でスピーカーのハウリングがず~~~~~っと続いていて、どこがハウリングしていたのかはわからないけれど、かなり耳に刺さる感じでちょっと辛かった。
ライブが終わったあとは、メンバーさん直々にフロアを回ってお客さんにアンケートをとっていて、筆者も少し書かせてもらったが、「こつこつやっていて偉いなぁ」と同じバンドマンとして感心させられたのであった。
ザ・ポニーズに続いては、ラウドロックなバンドJASKY(ジャスキー)の登場である。(つづく)
written by 南無パンクロック
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