ライダウン企画『ウンコンドン4』を見に行った(5)

南無パンクロック LIE-DOWN
南無パンクロック

[ライダウン企画『ウンコンドン4』を見に行った(4)のつづき]

 イントロの印象的でキャッチーなギターリフから始まる『CHANGES』。ポップロックンロールなこの曲が僕はとても好きなので、この日も生演奏が聴けて嬉しかった。

 ライダウンのライブを見ていて思うのが、ステージ上のメンバーひとりひとりの存在感の強さである。オーディエンスの一人としてそう感じるのは、ライダウンの各メンバーが演奏に対して自己の持てるものをぶつけ、演奏を通して強い個性を主張しているからではないかと思う。そしてこの個性の強い4人が揃ってこそのライダウンという感じがすごくする。

 メンバーの存在感やライブパフォーマンスに人を惹きつけるものがあるバンドは、往々にして見応えのあるライブを展開することが多いが、ライダウンもそうした要素を持ち合わせているバンドだと僕は思う。

 ポップロックンロールチューン『CHANGES』に続いては、2ndアルバムのタイトルナンバーでもあるライダウン節全開のキラーロックンロールチューン『LUST FOR LIFE』がかき鳴らされた。

 さらにはアッパーなロックンロールナンバー『Bottom Parade』、ライブでよく演奏されるキラーチューン『人生ダイバー』と、次々に曲が演奏されていった。

 『人生ダイバー』の間奏のところでは見せ場があり、間奏を長く伸ばしている間に、篠崎さんがフロア側に降りてきて、客席のイスに座ってファンと乾杯したり手の甲にキスしたり、フロアのあちこちを行き来しながら何人ものオーディエンスと絡んで、そうこうしながらフロアを盛り上げていた。

 篠崎さんがフロアに飛び込んできたあとは、ライダウンのライブ名物、篠崎さんとGt.木村屋さんによる超アクロバティックな肩車ギターソロパフォーマンスが繰り広げられ、オーディエンスを沸かせていた。

 そのあとは『ウェイディングマン』『パーフェクトデイ』『ジェネレイション』と続いていったが、『ウェイディングマン』あたりでオーディエンスのレスポンスを求めるように、しきりに「オー!イエー!」と篠崎さんが叫んでいた。

 また、ELLEGARDEN(エルレガーデン)の『Missing』のようなドラミングが印象的な『ジェネレイション』では、曲のクライマックスで「どうもありがとう!ライダウンでした!」と言ったあと、リズム隊の音をBGMにしながら篠崎さんがスピーチした。

 「ウンコンドン、は運が向いてくるまでやろう!ということで始めた」と篠崎さんが話していて、前から気になっていた企画名「ウンコンドン」について、そこに込められている思いを明かしていた。(つづく)

written by 南無パンクロック 

[全記事へのリンクを表示する]

コメント

タイトルとURLをコピーしました