WANIMAのおすすめ曲5選|PIZZA OF DEATHデビューへの道

WANIMAおすすめ曲5選のアイキャッチ。ヤシの木を背景に、青い帽子とサングラスを着けた緑髪の女性を描いたイラスト WANIMA
<span class="fz-12px">南無P</span>
南無P

リ―ホー!ニーハオ!南無パンクロック(@NAMUPUNKROCK)です

自分がWANIMA(ワニマ)を初めて観たのは、2014年4月5日、新宿ANTIKNOCKだった。

目当ては、Hi-STANDARDの横山健氏がプロデュースした、3rdアルバム『MY MIND IS MADE UP』のリリースツアー初日を迎えたDRADNATS。その日に出演していたWANIMAの、スピード感のあるメロディックパンクにレゲエっぽさも混ざるサウンドと、観客を引き込むMCが印象に残った。

帰宅してからYouTubeで探して聴いたのが「THANX」だった。ストレートな日本語の歌詞と、自分好みのメロディ。ライブを観て気になったバンドを、もっと聴いてみたくなった。

今回は、その「THANX」や、個人的にいちばん好きな「1106」を含め、WANIMAのおすすめ曲を5曲紹介したい。あわせて、彼らがPIZZA OF DEATHからデビューするまでの経緯も振り返っていく。


WANIMAの超おすすめ曲5選

曲名収録作品収録作品の発売年
シグナル『Everybody!!』2018年
THANX『Are You Coming?』2015年
CHARM『Gotta Go!!』2017年
1106『Can Not Behaved!!』2014年
Hey Lady『Can Not Behaved!!』2014年

シグナル|初めて聴いて「これは名曲だ」と思った曲

収録作品:メジャー1stフルアルバム『Everybody!!』(2018年1月17日発売)

WANIMA – シグナル

「シグナル」は、初めて聴いたときに「これは名曲だ」と直感した曲だ。WANIMAらしい疾走感のあるサウンドと、まっすぐに届く日本語の歌詞。その組み合わせに強く惹かれた。

この曲は、2017年のNHK「18祭」のために書き下ろされた。全国の18歳世代から寄せられた応募動画をメンバーが観て、そこに込められた思いを受け止めながら制作したという。

さらに、応募動画を観たメンバーの発案で、ブラス隊も追加募集された。当日は、WANIMAと18歳世代1000人が、コーラスとブラスを交えたステージを作り上げた。若者たちの思いを受け取り、その若者たちと一緒に演奏するところまでつながっている。

その制作背景を踏まえると、この曲のまっすぐさにも納得がいく。18歳という節目を迎える人はもちろん、大人になってから何かに挑戦しようとしている人にも届く曲だと思う。自分にとっても、年齢を問わず薦めたい一曲だ。

参考:「18祭」と「シグナル」の制作背景(Warner Music Japan)


THANX|WANIMAをもっと聴きたくなった一曲

収録作品:1stフルアルバム『Are You Coming?』(2015年11月4日発売)

WANIMA – THANX

自分にとって「THANX」は、WANIMAをもっと聴いてみたいと思わせてくれた曲だ。

ストレートな日本語の歌詞に、疾走感のあるメロディックパンクのサウンド。どこかMONGOL800(モンパチ)を思わせるところもあり、初めてライブを観たあとにYouTubeで聴いて、あらためて自分好みの曲だと感じた。

この曲は、全国流通盤に収録される以前から演奏されていた。『Are You Coming?』発売時の公式インタビューで、KENTAは、観客がまだ2〜3人だった頃から演奏していた曲だと話している。さらに、サビは高校3年生で上京する前からできていたという。WANIMAの初期を知るうえでも、聴いておきたい一曲だ。

2013年1月16日付けの@WANIMA_OFFICIALのツイートには、「【WANIMA豆知識】THANXと言う曲の「離れるのは距離だけと」という歌詞は実は熊本弁である」と書かれている。メンバー全員が熊本県出身である、彼ららしさあふれた内容でとても面白い。

2015年10月に公開された公式MVには、公募で集まった観客が参加。野外ライブを思わせる映像に仕上がっている。自分が2014年にYouTubeで聴いていた曲が、翌年にはこうしたMVとともに、1stフルアルバムで全国へ届けられたことにも感慨がある。

参考:『Are You Coming?』発売時の公式インタビュー/「THANX」公式MV公開のお知らせ


CHARM|旅立つ人にも、見送る人にも届く「お守り」の歌

収録作品:3rdシングル『Gotta Go!!』(2017年5月17日発売)

WANIMA – CHARM

「CHARM」は、WANIMAの温かさがよく伝わってくる曲だ。耳に残るメロディと、優しく背中を押してくれるような歌詞が好きで、落ち込んだときにも聴きたくなる。

この曲には、聴く人にとっての「お守り」になってほしいという願いが込められている。

先行配信時の公式コメントでKENTAは、就職や進学を迎える人、旅立つ人、その人を見送る人に向けた思いを語っている。さらに、新しい環境にいる人にも、変わらない毎日を過ごす人にも、この歌をお守りにしてほしいと伝えていた。

自分がいいなと思うのは、旅立つ側と見送る側の、両方に目が向いているところだ。新しい場所に向かう人には期待と不安があり、送り出す人にも寂しさや心配がある。そうした気持ちを抱える人たちに届けようとしていることが、この曲の優しさにつながっているように感じる。

新生活を始めるときや、大切な人の門出を見送るときにも薦めたい曲だ。

参考:「CHARM」先行配信時のKENTAのコメント(WANIMA公式サイト)


1106|泣きのメロディが心に残る、いちばん好きな曲

収録作品:1stミニアルバム『Can Not Behaved!!』(2014年10月22日発売)

WANIMA – 1106

WANIMAの曲のなかで、自分がいちばん好きなのが「1106」だ。

特に惹かれるのは、泣きのあるメロディ。そこに日本語の歌詞が重なって、聴くたびに胸に込み上げるものがある。自分にとって、WANIMAの曲を人に薦めるなら外せない一曲だ。

この曲には、KENTAの祖父への思いが込められている。

『Can Not Behaved!!』発売時の公式インタビューで、KENTAは祖父のために作った曲だと説明している。歌詞ができたときに姉から連絡があり、その日が祖父の一周忌だと知らされたという。MVも、祖父が漁師をしていた天草の海で撮影された。

曲が生まれた背景を知ると、MVに映る海の風景にも意味が見えてくる。メロディの良さとあわせて、その風景にも目を向けながら聴いてほしい。

参考:『Can Not Behaved!!』発売時の公式インタビュー(PIZZA OF DEATH)


Hey Lady|ドライブにも合う、初期WANIMAの勢いを楽しめる曲

収録作品:1stミニアルバム『Can Not Behaved!!』(2014年10月22日発売)

WANIMA – Hey Lady

「Hey Lady」は、イントロから気分を上げてくれる曲だ。サビへ向かう勢いが気持ちよく、ドライブにもよく合うと思う。初期WANIMAのノリの良さを楽しみたいときに薦めたい。

『Can Not Behaved!!』では、アルバムの幕開けを飾る1曲目に収録されている。

制作時のエピソードも面白い。公式インタビューによると、メンバーは曲作りのために合宿へ出かけたものの、そこでは曲ができなかったという。ところが、合宿から戻ってスタジオに入ると、3時間ほどで生まれたのが「Hey Lady」だった。

「1106」と同じ作品に収録されているので、気になったらぜひミニアルバムを通して聴いてみてほしい。1曲目の「Hey Lady」から、最後の7曲目「1106」へ。今回選んだ2曲を入口に、その間に並ぶ曲にも触れてみると、初期WANIMAの魅力をさらに味わえると思う。

参考:『Can Not Behaved!!』発売時の公式インタビュー(PIZZA OF DEATH)


MONGOL800との共演作『愛彌々』も聴いてほしい

「THANX」の紹介でも触れたように、WANIMAの日本語の歌とメロディには、MONGOL800を思い出すところがある。

その2組が、2022年6月22日にリリースしたのが、スプリットEP『愛彌々(あいやいや)』だ。

MONGOL800×WANIMA – 愛彌々

タイトル曲「愛彌々」での共演に加え、お互いの楽曲のカバーや、相手に書き下ろした楽曲も収められている。WANIMAはMONGOL800の「rainbow」を、MONGOL800はWANIMAの「1106」をカバーしている。

今回紹介した中でも、自分がいちばん好きな「1106」が、この作品でも両者をつないでいる。

WANIMAの原曲が気になった方には、MONGOL800による「1106」のカバーをYouTubeで聴き比べてみてほしい。


PIZZA OF DEATHからデビューするまで

ディスクジョッキーのイラスト

PIZZA OF DEATH RECORDSは、Hi-STANDARDの横山健氏が率いてきたパンクロックレーベルだ。

Hi-STANDARDやKen Yokoyamaをはじめ、日本のパンクロックシーンを支える数々の作品を送り出してきた。パンクキッズにとって憧れの場所であり、そこで作品をリリースすることは夢のような出来事でもある。

WANIMAとPIZZA OF DEATHをつないだのは、ライブハウスでの活動だった。

デビュー当時の公式インタビューによると、PIZZA OF DEATHのスタッフが何度もWANIMAのライブを観に来てくれ、そこからKen Yokoyamaのバンドと一緒にツアーを回る話へと進んだという。

ほかのレーベルからも誘いはあった。しかし、繰り返し足を運んでくれるスタッフの熱意が伝わり、一緒に活動していくことを決めた。契約後も、曲作りについては自分たちの好きなようにやらせてもらえたと語っている。

参考:デビュー当時の公式インタビュー(PIZZA OF DEATH)

そして2014年10月22日、PIZZA OF DEATHから初の全国流通盤となる1stミニアルバム『Can Not Behaved!!』をリリース。今回紹介した「Hey Lady」と「1106」は、この作品に収録されている。

自分がDRADNATS目当てで訪れた新宿ANTIKNOCKで、WANIMAを初めて観たのも2014年だった。その年の秋には、Hi-STANDARDやKen Yokoyamaを聴いてきた自分にとってなじみ深いPIZZA OF DEATHから、彼らの作品が全国へ届けられることになった。

「THANX」をきっかけにもっと聴いてみたくなったバンドの、初期の魅力に触れられる一枚として、『Can Not Behaved!!』もぜひ聴いてみてほしい。

※その後、WANIMAは2023年10月末でPIZZA OF DEATHとのマネージメント契約を終了し、同年11月から自主事務所「Crisp Junk」で独立した。この記事では、デビュー当時の関係を振り返っている。

参考:WANIMA退所のお知らせ(PIZZA OF DEATH)


おわりに

WANIMAの音楽には、勢いよく盛り上がれる楽しさと、人を励まし、寄り添う力がある。

「Hey Lady」の勢い、「CHARM」の温かさ、そして「1106」の胸に残るメロディ。今回紹介した5曲には、それぞれ違った形で、自分がWANIMAに惹かれる理由が詰まっている。

疾走感と温もりが同居するそのスタイルは、これからも多くの人を惹きつけてやまないだろう。この5曲が、WANIMAをもっと聴いてみるきっかけになればうれしい。


WANIMAをライブで観た日の記録

初めてWANIMAを観た2014年4月5日の新宿ANTIKNOCK公演については、当日の看板写真とともに、こちらの記事にまとめている。

▶ WANIMA、ライブハウスから全国区へ——その軌跡を振り返る

また、翌年のSATANIC CARNIVALでは、WANIMAがサウンドチェックでHi-STANDARDの「STAY GOLD」を演奏していた。その日の記憶を、当時のライブレポートや自分で撮った写真とともに振り返った記事もある。

▶ SATANIC CARNIVAL 2015参加記|WANIMA「STAY GOLD」とMONGOL800「NEW LIFE」の記憶


<span class="fz-12px">南無P</span>
南無P

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

written by 南無パンクロック 

[全記事へのリンクを表示する]

コメント

タイトルとURLをコピーしました